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座り心地の悪いK1200Sのシート。思いついたことを自分で試してみることにした。
思いついたのはジェルを使うこと。 自分でウレタンを加えて整形することは技術的に無理。ジェルならば薄くても効果が期待でき、薄ければ、シート(=sheet)の下に付けられそう。 ウレタンは人が乗ると変形し、それが復元するように反発力が働いて身体を押し返す。つまり変形具合で身体を押す力が決まる。変形具合は人が乗る前のウレタンの形と人の形で決まる。人の形はどうしようもないから、結局身体に掛かる力はウレタンの形次第ということになる。つまり座り心地は、いかにシビアにウレタンを整形するかに掛かっている。 一方ジェルなら、人が乗ることによって発生する圧力がジェルの流動性によって、その中で均一になろうとするから、自ずと身体への反発力も均一になろうとする。身体の局部に力が集中することが無ければ、どこかが痛くなるということも抑えらるだろう。 インターネットで、(株)加地のEXGELというヤツを見付けた。モータースポーツや医療でけっこう使われているようなので、シャワー椅子用という一番小さくて安いタイプを楽天市場で購入。EXGELの厚みは約1cm。ジョイフルホンダでホビー用スタッカーを買ってきて自らシート改造に挑戦。 先ずはシート(=seat)にsheetを固定しているステイプルを外して、ウレタンをむき出しにする。seat表面は局面だから、それに合うようにEXGELをピース状に切ってウレタンの上に並べる。EXGELの切断はハサミを使用。カッタナイフだと、切断面どうしがすぐにくっついてしまう。 sheetを再び被せてスタッカで固定。出来上がりを見ると、仮面ライダーの腹筋のよう。EXGELの各ピースの形が浮き出ている。まーしょうがない。気にしないことにする。 4/30、このシートで約250kmを走行。ジェルを入れる前よりは良くなった。満足とは言えないが、我慢できるレベルか。というか、1回目の改造後くらいの痛みはある。しかしこれ以上イジることは現実不可能なので終了とする。座り心地については満足とは言えないが、とにかく視界は1回目改造後の状態よりも断然良くなった。つまり、上体の前傾が緩やかになって前が良く見える。
by rocketiiidash
| 2006-04-30 21:29
| K1200S
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