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たまたま覗いた MotoFire というサイトでオークションに出品されているという記事を見付けた。 あれ? 新車価格は10万ドルくらいじゃなかったっけ? もしもこの価格で売れるとするなら、実際に乗るバイクとしてというより、相当に割りのいい投機対象だったということになる。 Mecum の説明文を読むと、全く乗られていないらしい。オーナーは眺めていただけ? というか、もしかして最初から投機目的の購入だった? ちょっと悲しい話だけど。 しばらく後、こんどは MCN もこの C-01 オークション出品の件を記事としてアップ。 更に次の記事 "First ride revisited: Lotus C-01" が8/16付で登場。 読むと、実際には昨年春に書かれた内容だと分かる。 オークション記事に連動してこの記事をウェブにアップしたようだ。 そして今日こんどはギャラリーまで登場。 ******************** First ride revisited: Lotus C-01 "コンセプトどおり狂っているバイクでスーパーバイク並に速い" モナコはそこらじゅう金とスーパーカーで満たされ、とほうもない金持ち達(原文は 'mega-millionaires') のヨットで溢れるハーバーがある。その中で際立つことは容易ではない。しかしもしも 完成した Lotus C-01 に乗ればそれが可能だ。 長く低い形、異常のほどにカーボンファイバーで覆われた最高にクレイジーな見た目の LC-01 は、どれだけ Ferrari を所有していもできないくらいに人を唖然とさせる力がある。その力は道を走るあらゆるものに勝る。 番号は1。即ち製造される100台中の最初の1台だ。このバイクが公道を走るのも初めてだ。Lotus から出てくる情報にはいつも野心が現れていた。事実、2014年1月に MCN がその野心的なイメージを公表すると、嘲笑の目で見る者もいた。本当に造るつもりなのか? 仮に造ったとしても手に負えない犬になるだろと懐疑する声もあった。 それらの予言はどれも外れた。実際には1台7万ポンドもするバイク100台は完売し(数台は支払が未完だが、新たな注文は受け付けていない)、バイクというよりは宇宙船に見えるスタイルにも関わらず、突風のごとく走る。 世界のジャーナリストの中でたぶん私が一番 Lotus C-01 のことを書いている。故にこの見た目にも違和感は全く無い。この前の夏、幸運にもフェアリングのないプロトタイプにも乗ることができたくらいだ。金属とカーボンの輝きを伴って完成されたこのプロダクションバージョンを今回初めて見て虜になった。これを見る人が、その輝きに目が行くのかあるいはクオリティに目が行くのかは別として、この素晴らしいカーボンには目を見張り、かっこ良く見えるに違いない。スタイルがユニークで、一部にチタンとカーボンも取り入れたスチールトレリスフレームを採用したこの Lotus C-01 は、KTM RC8R から 75°V ツインエンジンを借りている。溶接と組立の一つ一つが息をのむほどに良く、カーボンホイールは芸術の域に達し、全体のたたずまいは我々の基準とは全くかけ離れ、どう評価してよいのか難しいほどだ。 私に与えられた時間は、試乗と撮影を含めて1日に満たない。無駄にできる時間は無い。私はバイクが展示される予定のモナコのカーショールームで迎えられ、イグニッションをオンにするスマートキーを渡された。バイクのステアリングヘッドそばにあるカーボンファイバー製のパネルの上でそのキーを持ちながらスターターボタンを押すと、エンジンに生命が到来した。バイクに跨ったままオイル類が温まるのをしばらく待つと発進する準備ができた。こつんとギアをファーストに入れた。するとエンジンが死んだ。私は悪態をつきながら本能的にサイドスタンドを蹴り上げ、下を向いてそれが上がっていることを確かめた。なんてこった ・・・ 再びエンジンをスタートさせファーストギアにした。またもエンジンが即座に停止。何かおかしい。私も MCN の写真家 Ian Jobb も私に落ち度がないことがわかるくらいに経験を積んでいる。結局のところ、サイドスタンドにあるマグネット式のキルスイッチにたどり着いた。ピンボード(pinboard?)とダクトがサイドスタンドの裏側にテープで留められていてマグネットが引っかかっていた。それを解決して発進することができた。 乗車姿勢は全く極端なものだ。およそ現代のスポーツバイクに近いものの、ペグ位置は若干高く一層後方にあり、いくらか手首に荷重が掛かる。一旦モナコの交通渋滞から抜け出すと C-01 は上体を起こすように風をもたらし、手首への荷重をいくらか軽くしてくれるように感じた。登り坂になった所で初めてスロットルをグイと開けることができた。すると真新しい Dunlop Sportsmart タイヤは突発的に増したトルクでスピンした後、グリップしてパチンコで弾かれたように前に出た。それは荒々しく物凄く、起きた風はしがみつくのを一層難しくし、即座に期待を満たしたくれた。 このバイクには ABS も無ければ、ライダーを煩わせるようなトラクションコントロールもライディングモードも無い。ピュアなライディング体験だ。リアは Ohlins のツインショック、フロントは Sachs でシンプルかつ十分に機能する。登り坂に入ると道路は荒れていると聞いていたが、路面に何かあった場合でも影響は抑えられ、それでいて安定しスポーティだ。素晴らしい。 ホイールベースが長くライバルはタンクローリーのようであり、とてもまともにバイクらしく動くとは思えない。デザインという点でもエンジアリンクレイアウトという点でも普通ではなように見えて、それを裏切るようなペースで道を駆ける。しかも優れた Brembo によって C-01 の速度は容易に調整できる。 ただ、問題とは言わないまでも、正直キーレスイグニッションについてはイラつく。イグニッションオフしようとする度にポケットからキーを取り出して車体にあるレシーバーの上に持っていってから操作しなければならない。常にデザインの一部であるフロント19’ホイールはタイヤ選択を制約する。公道を普通に走るなら Continental Trail Attach の方が適当で、飛ばすようにせきたてる感覚をいくらか抑えてくれるだろう。C-01 は各オーナーに応じてテイラーメイドされる。このバイクのシフトレバーは私には長過ぎたが、オーナーになる人には完璧に合わせられる。 時間が経つのは速い。暗くなる前にバイクを写真に収めるためヨットハーバーへ帰らなければならない。その撮影だが、大概のバイクにとって容易であっても、Lotus C-01 の場合は話が別だ。あっという間に道を往く人々を引きつてしまう。私は写真家の Ian が C-01 のカーボンの造形を撮影できるように群衆をコントロールしなければならない。全く一目を引くバイクだ。 こんなバイクありえない、仮にできたとしてもまともじゃないと言う人はたくさんいた。MCN はメディアとして世界で唯一このバイクに乗ることができた。そして実際に存在しまともに走ると宣言できる。そして幸運にもオーナーになる人はこのバイクでどこへ出掛けるにしても多くの注目を集めてしまうことに慣れなければならないと付け加えておこう。 ******************** C-01 が人の目を引くことは間違いないな。でも200馬力もあって ABS も無いんだー Mecum のサイト説明ではこの C-01、北米ではこの1台しか存在しないらしい。ということはそれ以外の99台はほとんど欧州にあるってこと? まさか日本には無いんだろうなー でも中国の投機家は持ってんじゃないかなー 生で見ることができないことは当然として、ネットを見てもこの C-01 は露出が極端に少ない。公の場で走ったという話は、独国の Glemseck 101 というイベントの件くらいしか知らない。もしもほとんどの C-01 が乗られることなく、ただ、だれかのガレージか保管庫にあるだけとするなら、一体何のために造られたものなの? とバイクファンとして切ない。 それから MCN の試乗記はコーナリングには全く触れていない。C-01 を絶賛してはいるけど、やっぱり乗りにくかったということだったりして。 Photo Source:Lotus Motorcycles
by rocketiiidash
| 2016-08-18 22:01
| 人様のバイク・他
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Comments(2)
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yukifukaa at 2016-08-19 08:31
いくらなんでも37万ドルは高すぎですね。これならホンダのRC213V‐Sのほうがいいです。僕ならいくらお金があったとしても買いません。
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rocketiiidash at 2016-08-19 18:58
ですねー yukifuka さん。そのお金でバイクを買えと言われたら RC213V-S の方が良いですね。
ともかくバイクは乗ってなんぼ。投機対象にはなって欲しくないと思い書きました。 その内に走行距離ゼロの RC213V-S がオークションに出たりして・・・
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