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排ガス規制が厳しくなるに従いエンジン各部のクリアランス制御が難しい空冷エンジンは近い将来消えるから進化は不要、というのがオレの持論。
ところがどうだ、昨年 EICMA で Ducati が発表した新Monster 1100 Evo に搭載された空冷エンジンがかなり進化してるじゃないか。 ・吸気バルブのリフト量を5mm増やし吸気効率を向上。 ・燃焼性を改善しツインスパークからシングルスパークへ変更。 ・軽いフライホイールを採用しレスポンスを向上。 ・各シリンダーにラムダセンサーを備えより良好な燃焼を確保。 最高出力100psを達成し、更にDTC(ドゥカティ・トラクション・コントロール)まで備えてしまった。 これまでに日本へ導入された Monster は全て本国イタリア仕様の動力緒元を維持したまま日本国内排ガス規制にもパスできた。 今回もそうなるのだろうか。 空冷エンジン進化不要派のオレとしては釈然としない。というのも、水冷エンジンを搭載するバイクが国内導入される際は、ことごとくパワーダウンしてしまう事実があるからだ。(欧米向緒元と日本向緒元が同等の Triumph Speed Triple や Street Triple という希少例はあるが・・・) 水冷エンジンは高回転志向が強く、高発熱量領域の使用を主体としたエンジン設計をしているためなのだろう。最初から低中回転領域を主要使用領域とする設計を行なえば、同等の動力緒元で欧米向仕様車と日本向仕様車を製造できそうな気がするのだが。 試乗レビューもある。 Offical Video も公開されてる。 Source:Visordown, Ash on Bike
by rocketiiidash
| 2011-04-10 23:21
| Monster
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